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鬼滅の刃を見てきた

2025年7月18日(金)に公開された劇場版「鬼滅の刃」無限城編 』第一章 猗窩座(あかざ)再来を見てきました。

イカすポスター | width:30%
イカすポスター | width:30%

「猗窩座再来」って書いてるけど、鬼滅隊の方が鬼の根城に乗り込んでいるわけだから再来じゃなくね?って気になった話は置いておいて、素晴らしい映画でした。

圧巻の作画とストーリー展開で2時間半の長丁場を感じさせない作品になっており、アニメや過去の映画を見た人には自信をもってオススメできる内容でした。

最近じぶんが見る映画、特にマーベル系などキャラクターモノは2時間越えの作品が増えてきているものの、大体は90分でも作れてしまいそうな大味な展開がほとんどという印象でした。
鬼滅の刃もこのパターンがあり得るかと若干身構えていたのですが、全く中だるみしなくてよかったです。

映画の中で考えさせられる場面が2つあったので、ここに残しておこうと思います。

幸せを入れる箱の話

獪岳(かいがく)という鬼と戦う善逸の回想シーンの話。

獪岳と善逸(コミックス17巻より) | width:80%
獪岳と善逸(コミックス17巻より) | width:80%

ここの箱に穴が空いているっていう部分が自分と重なるところがあって妙に印象に残っています。

自分には、自分の仕事だったり成果だったりを認めきることができなくてちょっと自分を責めがちなところがあります。
ここに付け入られると私も鬼になっちゃうかも。

穴を塞ぐというのは、今風に言うと自己肯定感を持つ・高めるという話だと思います。
それ以外にもこぼれたものを受け止めてくれる人と一緒にいるとかもアリかもしれませんね。
ちょっとずつでも自分を認められるようになりたいなーとか思いながらスクリーンの切り合いを眺めていました。

ちなみに、獪岳はこのあとあっけなく斬られます。

思考を止めない話

剣の達人である水柱と共に猗窩座と戦う炭治郎が、正確無比な猗窩座の攻撃のトリックを探るシーンの話です。

猗窩座の技を分析する炭治郎(コミックス17巻より) | width:80%
猗窩座の技を分析する炭治郎(コミックス17巻より) | width:80%

エンジニアをやっていると自分よりも腕のある方と一緒に作業をすることが結構あります。
わかりやすいのは本番の障害調査です。
シニアなエンジニアがガンガンと切り分けを進めていく傍らで、なにか自分にもできることを探している時の心情によく似ているなと思いながら画面を見ていました。

自分もジュニアだった時は障害報告のMTGで積極的に議事録をとったりしていました。
しかし中堅どころになるとやっぱり技術で貢献したいし、そのためにも思考を絶対に放棄するなの精神を大事にしたいです。

ちなみに、猗窩座の技は相手の闘気を感知するものらしく、気取られずに攻撃するには殺気を無くすしかないそうです。
無理ゲーすぎる。