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設計ナイト2025に参加してきました
こちらのイベントに参加してきました。
思ったことと知らなかった言葉を残します。一部の発表だけピックアップしているのはご容赦下さい。
会場は武蔵野公会堂。何度か前を通ったことがあったけど中に入るのは初めてでした。
誰のための設計?
ノーマン博士の7つのデザイン原理
認知心理学者のドナルド・ノーマン博士が提唱する人間中心デザインの原則。7つの要素(発見可能性、フィードバック、概念モデル、アフォーダンス、シグニファイア、対応づけ、制約)から成る。
最近仕事でフロントの設計・実装を担当していて、何か参考にできるフレームワークが欲しいと思っていたため興味を惹かれた。
説明資料を作る時の項目にもできそうだが、お客さんからしたら馴染みのない概念であろうから、わかりやすい言葉に置き換えて使いたい。
なぜAI時代に「イベント」を中心に考えるのか?
CQRS+ES
CQRS:コマンドとクエリを責務分離するパターン
ES:状態をイベントで管理し、状態をイベントのリプレイで再構築するパターン
とのことですが、ピンときません。
発表のメッセージとしては、これからの時代のアプリケーションデザインは、AIに必要な「なぜ」を説明できることが重要というものでした。
ここから考えるに、「なぜ」の説明のためにイベントドリブンを取り込む必要があり、その手段がCQRS+ESということなのかな?
機会があれば実装してみたい。
Duck DB
高速で軽量な列志向の組み込み型データベース。
列指向=一般的なRDB(行指向)と異なり、列単位でデータを保持する。
列指向だと、必要なカラムだけ読み込めるのがうれしい。
例えば、以下のクエリだとage列だけをディスクから読み込むのでI/Oが少なく高速になる。行指向だとすべての列を読み込んでからageを抽出する分が余分な処理になる。
SELECT age FROM users WHERE age > 30
1行ずつ書く場合やレコード単位の更新は行指向の方が得意。書き込み・更新が中心の場合は行指向の方が処理が速い。
ecspressoの設計思想に至る道
ecspresso
ecspresso(エスプレッソと読む)は、EC2デプロイツール。
2014年、まだECSが無い時代にEC2でオートスケールするために登壇者の方が自作した。
余談ですが、登壇者の方が当時の体験談を昨日のことのようにお話しされていてかっこいいなぁと思いました。
自分もなんらかアウトプットするときは事実だけじゃなくて経験を交えながら話したいと思いました。
AIエージェント開発を支える設計
用語じゃないけどメモ。
登壇者の方、どこかで見たことあると思ったら先日参加したAzure OpenAI Service Dev Dayでも登壇されていた方だった。
アポドリという営業支援SaaS(で合ってるのかな?)を提供する会社の方でした。
最初に業務フローを考えて、人力でやるところとシステム化するところを決めてプロトタイプを作りガンガン改善していくアプローチが泥臭くてかっこいいと思いました。
人力でスプシを更新していくと1000万行で上限がくるという話が面白かったw
その日いちばんウケていた感じでした。
余談
初めての吉祥寺.pm楽しかったです。
帰りにビールでも飲みながら歩くかと思ってコンビニに寄ろうと思ったのですが、あるはずの場所に見つからない。
この辺↓にファミマありましたよね?